マシンチャイルド フロリナ 1エンディング読了

ゲーム

(こちらはかなりネタバレに配慮した記事です)

絶対発売日にやろうと思ってました。マシンチャイルド。
9月4日に間違えて早く帰っちゃって、あーやべって思いながら24時に購入。あまりにプレイフィールが良すぎて気づいたら朝でした。

そこから夕方に帰ってきて続きをプレイし、およそ10時間で初回エンディングを見たかたちとなります。

一度、本気で触れてみたかったんですよね。大槍葦人ワールド。
「リトルウィッチロマネスク」とかやりたかったんですけど、当時まだ子どもでしたから。
そのうちやろうと思います。

ゲームシステムに関するファーストインプレッション

「プリンセスメーカー」を通ってこなかったので、浅い感想に感じられたらごめんなさい。

オープニングに表示される「銀河鉄道の夜」の一節。
ロクにマニュアルも読まずにかわいいので(重要)「フロリナ」を娘に迎えます。

最初に目に入ってくるのはスキルツリー。
よく分かってないので、1ターンをリソースに習得できるスキルを選択。
あと、娘と取れるコミュニケーションを選択します。

後に段々と、「この境地に達するためにはこの人の望みを叶えなくてはいけない」、「そのためにはこの技能は必要である」という目的形成が必要であるということに気づいていきます。そして、ある分野の本質に触れたとき、そこがエンディングとなります。

彼女は、人々との交流で、自然の理、人々の生きがい、大人のしがらみを目の当たりにしていきます。
それを、少女ならではの視線で評価してくれるのがいいんですよね。
「あれ? 自分は先入観で凝り固まっていないかな?」と気付かせてくれるいいシナリオです。

評価しておきたい点

初回プレイから「娘と愛情を深めたエンド」を見ることが出来ました。
周回プレイを前提とせず、しっかり考えて進めればトゥルーエンド(と呼んでいいのか?)を観ることができるのはいいバランス感覚だと思います(周回前提のゲームデザイン、総合的なやりごたえは増すんですが、「あきらめの周回」が出てきてしまうのがもったいない、という気はしています)。
1周それぞれに責任を持ち、全力を注ぐデザインができているのではないでしょうか?

あとは、テキストギミックを解くのではなく、48ターンでどの技能を習得するか、というところが重要になっているのも高評価したいと感じますね。こちらのほうが育成ゲームの本懐だと思いますので。

ちょっとくらいえっちなのはいい

裸にしてお風呂に入れたり、可愛い水着を選んであげたり、ベッドでいっしょにイチャイチャするのは、義理の父親だから許されますよね? 許されます

ただこれ、えっちなだけじゃないんです。
これってある種、「親密さと愛の証」じゃないですか?
育てた、信じた、過ごした
この証左が、すこし親密なかかわりに繋がっているのだと思っています。

うちのフロリナの成長

最初の頃は軍の練兵所に遊びに通い、みるみるうちにムキムキになっていったかと思いきや、
貴族に見出され、社交界での振る舞いを覚えるとともに貴族界での評価を上げていきました。
そしてそれは国王の目に止まり、勉強した政治の力を活かして、国王の右腕として人々を導いていきます。
でも、最終的には、「お父さんと結婚します」って、戻ってくるんです。

ここまでのフレーバーが10時間弱で感じられるストーリー、すごくないですか。

実際は、習得した能力がシナリオのフラグメントを紡ぎ、一連の流れを成しただけに過ぎません。
でも、それらが有機的に繋がって私の心を揺さぶったこと、これは私としては無視できない要素なんですよね。「シナリオで語りきってないシナジーを生み出した」好例だと思います。

ちなみに、ちょっとバカだったからその後お父さんといっしょに勉強します

1周した感想

誰かをいたわることって、こんなに素晴らしいことなんだって、優しい気持ちになれました。
人との関わり方をよりよいものにするきっかけになるかもしれませんね。

シナリオの本意が1プレイで掴めたわけではないと思います。でも、確かに得られたものがありました。有益なことだと思います。

「プリンセスメーカー」に代表される「娘育成シミュレーション」と、大槍葦人先生ワールドの「女の子を育てるとは、どういうことか」という点に置いてアウフヘーベンを見つけた、マスターピース的作品であると思います。刺さる要素を複数感じたのならやってみてほしい。ただ、えっち目的でやるのはおすすめしない。ちょっと娘の裸を見るだけだからね?

たぶん、大アルカナの数(22個?)はエンディングがありそうですね?
複数のヒロインを跨いでのコンプ達成となりそうですが、それをやるモチベーションは与えてくれる作品ですね。
よーし、次はたぶん癖に刺さるであろうコーデリアちゃんを育てるぞー。
この作品、まだまだこれからでしょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました